令和7年度こころのケア研修 受講者募集のご案内

 

 兵庫県こころのケアセンターでは、こころのケアに携わる保健・医療・福祉・教育等の分野で活動されている方を対象に、各種課題への対処法等について学ぶ、こころのケア研修を実施しています。

 このたび、令和7年6月から11月にかけて実施する研修の受講者を下記のとおり募集します。

 

〔令和7年度 第1期(令和7年6月~11月)実施分〕
区分 コース名 期間 定員 受講料 会場等

専門研修

(基礎研修)

① 被災者や被害者をささえるために-サイコロジカルファーストエイド(PFA)を学ぶ- 6月12日(木)
 
25名 3,100円

兵庫県こころのケアセンター
(神戸市中央区脇浜海岸通1-3-2)

阪神「春日野道」 駅から徒歩約8分

又は

⑪のみ【Web開催】

② 消防職員のための惨事ストレスの理解と予防

6月25日(水)

   26日(木)

  (2日間)
50名 3,600円

③悲嘆の理解と遺族への支援

7月23日(水)

  24日(木)

  (2日間)

25名

4,100円

④関わりの中のトラウマインフォームド・ケア(基礎研修)

8月6日(水) 30名 2,800円
⑤被害者や被災者の中長期の回復を支えるこころのケア-サイコロジカル・リカバリースキル(SPR)-

8月27日(水)

  28日(木)

  (2日間)
25名 4,100円
⑥消防職員のための惨事ストレスの理解と予防

9月10日(水)

     11日(木)

  (2日間)
40名 3,600円

⑦DV被害者のこころのケア

9月25日(木) 30名 2,800円

⑧関わりの中のトラウマインフォームド・ケア(基礎研修)

10月9日(木) 30名 2,800円

⑨犯罪被害とこころのケア

10月22日(水)

     23日(木)

  (2日間)
25名 4,100円
⑩消防職員のための惨事ストレスの理解と予防(ステップアップ)

11月5日(水)

     6日(木)

  (2日間)
30名 3,800円

⑪発達障害とトラウマ
 【Web開催】

11月20日(木) 30名 2,800円

※会場へのお車での来場はご遠慮ください。

基礎研修・専門研修 

①被災者や被害者をささえるために-サイコロジカルファーストエイド(PFA)を学ぶ-】                              ※申込締切日:5月15日(木)必着                                                                    

日程 6月12日(木)   9:55~16:40
内容

自然災害や自死、事件や事故時の対応を求められたら迷わず引き受けることはできますか?突然、酷い目に遭った人や組織に関わる際に役立つ基本的な考え方や態度をさまざまなシナリオとともに学びましょう。

  • サイコロジカルファーストエイド(大澤智子特別研究員<公認心理師>)
定員・対象 25名:公認心理師・看護師・保健師・精神保健福祉士・行政・教育関係・その他関連関係者
受講料 3,100円

② 消防職員のための惨事ストレスの理解と予防  ※申込締切日:5月15日(木)必着

日程 6月25日(水)10:25~16:30
  26日(木)10:00~16:10
内容

大規模災害時等、極めて悲惨な現場において活動したことにより生じる惨事ストレスに対する理解を深めます。グループワークあり。

  • 惨事ストレスとは(加藤寛センター長<医師>)
  • 事例検討(神戸市消防局市民防災総合センター:星野誠治専門役)
  • ストレスマネジメント(大澤智子特別研究員<公認心理師>)
  • コミュニケーションの基礎(大澤智子特別研究員)
  • 演習(大澤智子特別研究員) 
定員・対象 50名:消防職員
受講料 3,600円

③ 悲嘆の理解と遺族への支援         ※申込締切日:6月11日(水)必着 

日程

7月23日(水)10:25~16:30
  24日(木)10:00~16:45

内容

死別を経験した際に生じる悲嘆反応の知識について学び、遺族への対応と治療の実際について理解を深めます。

  • 悲嘆の基本的理解(関西学院大学:坂口幸弘教授)
  • 遺族対応の基本(瀬藤乃理子上席研究主幹)
  • 遷延性悲嘆症の概念と治療(武蔵野大学:中島聡美教授)
  • 遺族の体験に学ぶ(瀬藤乃理子上席研究主幹)
定員・対象 25名:医療・保健・福祉・警察・心理臨床の分野で活動する者及び遺族支援に携わる者
受講料 4,100円

④ 関わりの中のトラウマインフォームド・ケア※申込締切日:6月25日(水)必着

日程 8月6日(水)  10:25~16:25
内容

こころのケア(トラウマ)に関する全般的な基礎知識を取得し、生活の中でのトラウマとその影響に関する理解を深めます。グループワークあり。

 

・トラウマインフォームド・ケアの基礎(酒井佐枝子研究部長〈公認心理師〉)

・トラウマを「見える化」するための準備(酒井佐枝子研究部長)

・安全・安心な環境とは(酒井佐枝子研究部長) 
定員・対象 30名:教育・福祉・保健・医療関係等の対人支援業務従事者
受講料 2,800円

⑤ 被害者や被災者の中長期の回復を支えるこころのケア-サイコロジカル・リカ  バリースキル(SPR)-】           ※申込締切日:7月16日(水)必着

日程

8月27日(水) 9:55~16:10

  28日(木)10:00~16:20

内容

「サイコロジカル・リカバリースキル(SPR)」はアメリカで開発された、被災者の回復を支えるための心理支援法です。被災者が苦痛をやわらげ、被災後のストレスやさまざまな困難にうまく対処するためのスキルを身につけられるよう構成されています。日本唯一のSPR認定トレーナーが演習を交えながら適切な「こころのケア」のスキル習得を目指します。グループワークあり。

  • SPRの概要(大澤智子特別研究員<公認心理師・SPR認定トレーナー>) 
  • スキル1~6(大澤智子特別研究員)
定員・対象 25名:医師、公認心理師、看護師、保健師、精神保健福祉士、その他関連領
域の関係者
受講料 4,100円

⑥ 消防職員のための惨事ストレスの理解と予防※申込締切日:7月30日(水)必着

日程

9月10日(水) 10:25~16:30

   11日(木)  10:00~16:10
内容

大規模災害時等、極めて悲惨な現場において活動したことにより生じる惨事ストレスに対する理解を深めます。グループワークあり。

  • 惨事ストレスとは(加藤寛センター長<医師>)
  • 事例検討(事例検討(神戸市北消防署消防防災課:薗浦大作氏)
  • ストレスマネジメント(大澤智子特別研究員<公認心理師>)
  • コミュニケーションの基礎(大澤智子特別研究員)
  • 演習(大澤智子特別研究員) 
定員・対象 40名:消防職員
受講料 3,600円

⑦ DV被害者のこころのケア】        ※申込締切日:8月14日(木)必着

日程 9月25日(木) 10:25~16:45
内容

DV被害者のこころのケアに関する対処法等について理解を深めます。

  • トラウマ・PTSDの理解(三宅和佳子診療所長)
  • DV支配の本質的理解と被害者支援-実践を変える視点と方法(日本福祉大学:増井香名子准教授)
  • 子ども虐待とDVの交差に介入する―実践を変える視点と方法(日本福祉大学:増井香名子准教授) 
定員・対象 30名:配偶者暴力相談支援センター職員、母子・父子自立支援員、女性相談支援員、女性自立支援施設職員、母子生活支援施設職員、児童相談所職員、こども家庭センター職員、保健師、福祉事務所職員等DV被害者相談支援・児童福祉関係職員
受講料

2,800円

 関わりの中のトラウマインフォームド・ケア】 ※申込締切日8月28日(木)必着

日程 10月9日(木)  10:25~16:25
内容

こころのケア(トラウマ)に関する全般的な基礎知識を取得し、生活の中でのトラウマとその影響に関する理解を深めます。グループワークあり

  • トラウマインフォームド・ケアの基礎(酒井佐枝子研究部長〈公認心理師〉)
  • トラウマを「見える化」するための準備(酒井佐枝子研究部長)
  • 安全・安心な環境とは(酒井佐枝子研究部長)
定員・対象 30名:教育・福祉・保健・医療関係等の対人支援業務従事者
受講料 2,800円

 

⑨犯罪被害とこころのケア】          ※申込締切日9月10日(木)必着

日程

10月22日(水) 10:15~16:00

     23日(木) 10:00~16:40

内容

犯罪(事件・事故)被害の及ぼす心理的影響を理解し、被害者支援の観点に立った、犯罪被害者への対処法を習得します。グループワークあり。

  • 被害者・遺族の心理的影響(武庫川女子大学:大岡由佳教授)
  • 警察による被害者支援(兵庫県警察本部 被害者支援室:谷本紋室長)
  • 民間支援のあり方(ひょうご被害者支援センター:遠藤えりな事務局長)
  • 被害者・遺族の声を聞く
  • グループ討議(ひょうご被害者支援センター:遠藤えりな事務局長、三宅和佳子診療所長)等
定員・対象 25名:保健・医療・福祉・教育・司法・警察・消防関係等職員 
受講料 4,100円

【⑩ 消防職員のための惨事ストレスの理解と予防(ステップアップ)】 

                             ※申込締切日:9月24日(水)必着  

日程

11月5日(水) 10:10~16:40

     6日(木)  10:00~16:40
内容

「消防職員のための惨事ストレスの理解と予防」を修了した消防職員に対して、大規模災害時等、極めて悲惨な現場において活動したことにより生じる惨事ストレスについて、より理解を深めます。グループワークあり。

  • グループ討議「惨事ストレス(メンタルヘルス)対策を行う際の組織が抱える問題点」(加藤寛センター長<医師>)
  • 惨事ストレス対策の具体例-ピアサポート制度とサイコロジカルファーストエ

    イド(大澤智子特別研究員<公認心理師>)

  • 職場のハラスメントの実態と対策(大澤智子特別研究員<公認心理師>)
  • メンタルヘルス対策計画時の留意点(加藤寛センター長<医師>)

  • 演習(大澤智子特別研究員)等 

定員・対象 30名:消防職員【消防職員のための惨事ストレスの理解と予防を受講済みの者】
※令和7年6月25日~26日または9月10日~11日の「消防職員のための惨事ストレスの理解と予防」を受講する消防職員を含む
受講料 3,800円

【⑪ 発達障害とトラウマ】【Web開催】      ※申込締切日10月9日(木)必着

日程 11月20日(木)10:25~16:25
内容

発達障害とトラウマへの理解を深めます。

  • 発達障害とトラウマをめぐる諸問題(亀岡智美副センター長<医師>)
  • 成人期の発達障害とトラウマ(大久保クリニック:大久保圭策院長)
  • 学童期の発達障害とトラウマ(酒井佐枝子研究主幹<公認心理師>) 
定員・対象 30名:こども家庭センター(児童相談所)職員、福祉事務所職員等児童虐待関係職員、保健所職員、教職員、スクールカウンセラー、保育職員等
受講料 2,800円

 

パンフレット

 現在作成中。4月中旬掲載予定

  • 下記申込フォームからお申し込みください。

  • 申込者多数の場合は、抽選で受講者を決定。(受講申し込みの状況によって、申込締切日より前に締め切る場合あり)
  • 電話、FAXでの申し込みはできません。                   

  【申込フォーム】下記URLよりお申込みください。 

  https://www.j-hits.org/form/training_r07/

  • ⑪ 「発達障害とトラウマ」研修はWeb(zoom)で実施します。
  • 災害等、緊急で研修を開催できない場合は、当日の朝までにホームページに掲載します。
  • 「内容」等については、都合により一部変更となる場合があります。
  • この研修は、研修対象となる職務に現在就いている方を対象としています。学生は対象とはなりません。(関連領域の大学院生を除く。)
  • 「グループワークあり」の記載がない研修についても、グループワークを行う場合があります。
  • 受講料(資料代等)は受講決定通知とともに送付する振込用紙にて振込期日までにお支払いください。振込手数料は申し込みをされた方にてご負担願います。
  • 請求書払いを希望の場合、受講決定の段階でお申し出ください。研修当日に請求書をお渡ししますので、研修から1か月以内にお支払いください。
  • 本センターには、宿泊室(1泊4,100円)を設けています。利用を希望される場合は、お問い合わせください。

 兵庫県こころのケアセンター研修情報課

 〒651-0073 兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1丁目3-2

 TEL:078-200-3010

 Eメール:kensyu@j-hits.org

〔令和7年度 第2期(令和8年1月~2月)実施分〕
区分 コース名 期間 定員 受講料 対象
専門研修 子どもの領域におけるトラウマインフォームド・ケア

1月15日(木)

30名 2,800円 保健・医療・福祉・教育・司法・警察・消防関係等職員
子ども達のいじめのケア-加害と被害の連鎖- 2月5日(木) 30名 2,800円 教職員、スクールカウンセラー、教育委員会職員、こども家庭センター(児童相談所)職員、いじめ相談窓口の相談員、保育職員、児童福祉施設職員、司法関係職員等
複雑性PTSD

2月18日(水)

30名

2,800円 医療・保健・福祉・心理臨床の分野で対人支援業務従事者等

(注)上記のスケジュールは予定ですので、今後変更することがあります。